ローズのココロゴト

コーチで役者です。日常のこと、ココロのこと、心理学のお話、恋のことなどを書いてゆきます。

一瞬にして世界は変わらないけれど変えることが出来る

心理学やコーチングを学んだり、自己啓発系のセミナーに出たりすると

「一瞬にして世界が変わることがあるんだ」とか言う言葉を聞くことがあるのですが、

「一瞬にして世界は変わらないですね」と言うのが、私の持論です。

 

右脳を開けば感性が開くから、確かに凄く快感です。

 

ただし、それはですね、

「一瞬にして世界が変わったかのように思えた」

だけであって、世界や現実が変わっているわけではないのです。

 

「変わったかのように思えて」

も、その場を離れたり、熱狂や酔いが醒めれば、また元の現実や思考に戻っちゃいますよね。

 

どうしてそんな大仰なこと言うかなぁ、と思います。

(一瞬にして世界が変わったら逆に怖いです。それは幻想かもしれないです。

この表現が、比喩にしてもね。)

 

「世界」とは、

 

過去の自身のパターンを知り、それを変えたいと切実に切望し、思考や行動のあり方を顧み、出来れば一人ではなく他者の力も借りながら、知識を習得し、違うパターンの「具体的な」行動を積み重ねた結果

 

変わるんです。

 

地道に積み重ねて、積み重ねて、積み重ねて行った結果、

 

「ああ、やっとここまで来たな」とか、「前見ていた場所とは世界が変わったな」とか、「視界が違っている」と思えるものだと思うんです。

 

一瞬にして変わったかのように思えて、また元に戻るより、着実に積み重ねて揺るがないしっかりした自身のストーリを作った方がいいと思いませんか?

 

 

この、「世界を変えていく」ときに、

 

カウンセリングやコーチングは非常に有効だと思います。

 

人って、自分の頭の中だけでぐるぐるしていると、一人脳内会議だから、堂々巡りになりがちなんですよ。

 

みなさん、良くご存知でしょ?

 

しかし、音声で言語化して語る。

 

この作業で、自分が考えていたこと、感じていたことを改めて客観化して気がつくことが出来ます。

 

その際、話を聴くカウンセラーが有能であれば、話し手は非常に良いカタルシスを得たり、ストーリーが統合されて行くことを実感します。

 

過去の語りが終わったら、さあ、次は現在(いま)のこと。

 

そして、次は、未来のこと。

 

未来のことを語る時は、ワクワクしますよね。

 

これをやるには、やはり相手が必要なんですね。

 

自分のストーリーや夢、ビジョンに共感しながら、一緒に真摯に耳を傾けてくれて、一緒にワクワクしてくれて、かつ中立性も保ち、かつ、あなたのストーリーを操作しない人が。

 

ちゃんと、あなたを主役にしてくれる人が。

 

(たまに語り手のストーリーに口出しをする人もいます。それをやられちゃうと苦しくて嫌です)

 

知識や技術、経験を持つ人ならセルフコーチング、セルフカウンセリングが出来ますが、限界がありますね。

 

世界とは、語って、自身が浄化されて、今を感じることが出来るようになって、実感として未来のことを思い描き、そして、行動して行った結果、

 

変わるもの。

 

 

あなたが、ぜひ、良い聴き手(カウンセラー)、今と未来を応援してくれる人(コーチ)に出会えますように。

  

あなたが、他の誰でもないあなた自身の人生を生きていけますように。